当コラムでは、PythonZen & PEP 8 検定試験(こちらでオンライン受験できます)で出題されている問題の解説を行なっています。当コラムシリーズを読んで自信がついたら、ぜひ試験に挑戦してみてくださいね。
今回のコラムで解説する試験問題はこちらです。
問題
PEP 8 で推奨される import 文の順序の説明で正しいものを、次の選択肢の中から選びなさい。
1.
1. 標準ライブラリ
2. サードパーティに関連するもの
3. ローカルな アプリケーション/ライブラリ に特有のもの
2.
1. ローカルな アプリケーション/ライブラリ に特有のもの
2. サードパーティに関連するもの
3. 標準ライブラリ
3.
1. 標準ライブラリ
2. ローカルな アプリケーション/ライブラリ に特有のもの
3. サードパーティに関連するもの
4.
1. サードパーティに関連するもの
2. 標準ライブラリ
3. ローカルな アプリケーション/ライブラリ に特有のもの
解答のヒント
PEP 8のインポート(Imports)に関する問題になっています。
importの書き方にはいくつかのガイドラインがあります。通常は一行に一つずつ書くこと、常にファイルの先頭(コメントは除く)に書くこと、そして、importするものの種類に応じて並び替えてグループ分けをし、グループ同士の間には空行を入れること、などです。
今回の問題では、このグループの順序を尋ねています。
Pythonに限ったことではありませんが、ライブラリなどを読み込む場合は、抽象的なもの(適用範囲が広いもの)から具体的なもの(適用範囲が狭いもの)という順序で読み込むことが一般的です。
PEP 8でも同様のガイドラインになっていますので、こちらの問題の難易度はそれほど高くはないでしょう。
正解はこちら
PEP 8のリンク先で答えを確認してみましょう。ガイドラインには、ルールとして従わなくてはいけないこと(must)、推奨されること(should)、各ルールの適用例・非適用例(cases)が書いてあります。ルールを機械的に覚えるだけではなく、なぜこのルールがあるのかを意識していくと、理解が深まります。
正解が分かったら、次はPythonZen & PEP 8 検定試験で実際に試験を受けて力試しをしてみましょう。
そして、実際のPython開発にも活かしていただけると嬉しいです。