PythonZen & PEP 8 検定 試験問題解説)PEP 8の命名規則の説明で間違っているものを、次の選択肢の中から選びなさい。

当コラムでは、PythonZen & PEP 8 検定試験(こちらでオンライン受験できます)で出題されている問題の解説を行なっています。当コラムシリーズを読んで自信がついたら、ぜひ試験に挑戦してみてくださいね。

今回のコラムで解説する試験問題はこちらです。

問題

PEP 8の命名規則の説明で間違っているものを、次の選択肢の中から選びなさい。

  1. クラスの名前は CapWords 方式で書く。
  2. 変数の名前は mixedCase 方式で書く。
  3. 関数の名前は小文字で書き、単語をアンダースコアで区切る。
  4. 定数の名前は大文字で書き、単語をアンダースコアで区切る。

解答のヒント

PEP 8に書かれている命名規則(Prescriptive: Naming Conventions)に関する問題になっています。こちらのガイドラインを読んでみましょう。

Class names should normally use the CapWords convention.

クラス名は通常 CapWords のルールを使います。

Function names should be lowercase, with words separated by underscores as necessary to improve readability.

関数名は小文字で書き、必要に応じて単語と単語をアンダースコアで区切って読みやすくします。

Variable names follow the same convention as function names.

変数名は関数名と同じルールを使います。

mixedCase is allowed only in contexts where that’s already the prevailing style (e.g. threading.py), to retain backwards compatibility.

mixedCase は、すでに mixedCase が浸透している場合(threading.pyなど)に後方互換性を保つためならば使っても構いません。

Constants are usually defined on a module level and written in all capital letters with underscores separating words.

定数は大抵はモジュールレベルで定義され、すべて大文字で、単語の区切りはアンダースコアで書かれます。

正解はこちら

ガイドラインには、ルールとして従わなくてはいけないこと(must)、推奨されること(should)、各ルールの適用例・非適用例(cases)が書いてあります。ルールを機械的に覚えるだけではなく、なぜこのルールがあるのかを意識していくと、理解が深まりますね。

自信がついてきたら PythonZen & PEP 8 検定試験 で実際に試験を受けて、正解を当ててみましょう。

そして、みなさんのPython開発にも活かしていただけると嬉しいです。