WebMaster 当コラムでは、PythonZen & PEP 8 検定試験（こちらでオンライン受験できます）で出題されている問題の解説を行なっています。当コラムシリーズを読んで自信がついたら、ぜひ試験に挑戦してみてくださいね。
今回のコラムで解説する試験問題はこちらです。
問題
PEP 8で推奨されるインデントの書き方を、次の選択肢の中から選びなさい。
- スペースまたはタブのどちらをインデントに使用するか規約で決めること。
- インデントにはスペースとタブのどちらを使用しても良いが、同じファイルの中ではどちらを使うか統一すること。
- インデントはスペース4つで表す。
- インデントにはスペースとタブが混在しても良い。
解答のヒント
PEP 8のインデント（Indentation）と、タブかスペースか？（Tabs or Spaces?）に関する問題になっています。該当する箇所を読んでみましょう。
Use 4 spaces per indentation level.
4つのスペースをインデントのレベルごとに使いましょう。
Spaces are the preferred indentation method.
インデントにはスペースを使う方が推奨されます。
Tabs should be used solely to remain consistent with code that is already indented with tabs.
タブの使い道は、すでにタブでインデントされている既存コードで一貫性を保つためだけに利用します。
Python disallows mixing tabs and spaces for indentation.
Pythonでは、インデントでタブとスペースを混在させることは許められていません。
今回の出題範囲であるインデントやスペースのガイドラインには、上記の説明のほかにもパターンごとのサンプルコードが掲載されていますので、ぜひ読んでみてください。
正解はこちら
ガイドラインには、ルールとして従わなくてはいけないこと（must）、推奨されること（should）、各ルールの適用例・非適用例（cases）が書いてあります。ルールを機械的に覚えるだけではなく、なぜこのルールがあるのかを意識していくと、理解が深まりますね。
自信がついてきたら PythonZen & PEP 8 検定試験 で実際に試験を受けて、正解を当ててみましょう。
そして、みなさんのPython開発にも活かしていただけると嬉しいです。